2012年12月22日土曜日

こだわり〜後編〜

フレーム以外に目を向ける。


一番のこだわりはおそらくこれ。
ハンドルバー。
Wilierカスタム。
遥か海の向こうからやってきた。
このフレームと共に在るために創られた。
誕生した時から決まっていた居場所。
そこに納まった時の安定感たるや。

自転車に乗る上で一番ナンセンスなのは、
自転車に乗らされること。
自分の肉体に合わせて自転車の形を変える。
自転車に合わせることは甚だナンセンス。

しかし、これはそうさせない。

このハンドルはステム一体型。
落差や角度は決められない。

ハンドルの言うがまま。成すがまま。
主導権を握るのはこのハンドル。
ボクは手を添えるだけ。
ハンドルに呼応するだけ。

不思議と生まれてくる感覚。
意思の疎通。
支配ではない。共存。
一つになる。人車一体。




ボトルケージ。
地味にひっそりとWilierカスタム。
これも海を越えて。



コンポーネントはCampagnolo SuperRecord。

イタリアの最高峰。
どうせ乗るならハイクラス。
いつもそう。



ホイールはFulcrum。
やはりイタリア。
しかしCampagnoloではなくFulcurm。
ただの観賞品ではない。
より速く、駆けるために。
高剛性。
そしてグランツールでWilierを駆る、ランプレへのリスペクトを込めて。


タイヤもイタリア。Velofrex。
とても小さく、しかしハッキリと。
イタリアの情熱を表すトリコロール。




こだわりはいつまでも。
求め続けて求め続けて。
行き着く先は…。

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