フレーム以外に目を向ける。
一番のこだわりはおそらくこれ。
ハンドルバー。
Wilierカスタム。
遥か海の向こうからやってきた。
このフレームと共に在るために創られた。
誕生した時から決まっていた居場所。
そこに納まった時の安定感たるや。
自転車に乗る上で一番ナンセンスなのは、
自転車に乗らされること。
自分の肉体に合わせて自転車の形を変える。
自転車に合わせることは甚だナンセンス。
しかし、これはそうさせない。
このハンドルはステム一体型。
落差や角度は決められない。
ハンドルの言うがまま。成すがまま。
主導権を握るのはこのハンドル。
ボクは手を添えるだけ。
ハンドルに呼応するだけ。
不思議と生まれてくる感覚。
意思の疎通。
支配ではない。共存。
一つになる。人車一体。
ボトルケージ。
地味にひっそりとWilierカスタム。
これも海を越えて。
コンポーネントはCampagnolo SuperRecord。
イタリアの最高峰。
どうせ乗るならハイクラス。
いつもそう。
ホイールはFulcrum。
やはりイタリア。
しかしCampagnoloではなくFulcurm。
ただの観賞品ではない。
より速く、駆けるために。
高剛性。
そしてグランツールでWilierを駆る、ランプレへのリスペクトを込めて。
タイヤもイタリア。Velofrex。
とても小さく、しかしハッキリと。
イタリアの情熱を表すトリコロール。
こだわりはいつまでも。
求め続けて求め続けて。
行き着く先は…。
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