2012年11月17日土曜日

RACING SPEED XLR インプレッション


ついに手に入れたFULCRUM RACING SPEED XLR(タイヤ:Veloflex Splinter)
とりあえず今日の朝練で、初めてまともに乗れたので、
初乗りの感想的なインプレをしてみる。

しかし残念ながら僕にとってカーボンもチューブラーも初なので、
そのへんでの他との比較はできません。

主な比較対象は長らく履いていた
EASTON EA90SLX(タイヤ:Veloflex Master)です。


初めてのディープカーボンで気分も高揚しまくってのったわけですが、
その高揚感は見事に裏切られましたw
乗って、すげぇぇぇぇえええ!はえぇぇえええええ!ってことにはなりませんでした。

むしろ漕ぎ出しは重い。登りも重い。
EA90SLXの方が全体的に軽く感じました。

これはなんてことだ…とショックを受けながら、帰宅してからタイヤをつけた状態で両者を量り比べてみた。
RACING SPEED XLR front:860g rear:1201g(12-27装着)
EA90SLX                    front:872g rear:1290g(12-25装着)
差はfront:12g、rear:89gとわずかですが、RACING SPEED XLRの勝ち。
しかし、スポークは明らかにRACING SPEEDの方が細く華奢。
ハブもカーボンでRACING SPEEDの方が軽いと考えると、
リム+タイヤのホイール外周部はEA90の方が軽いのかもしれません。

もうひとつが剛性の違い。
これに関しては上記の2つのホイールに加え、
EASTON EA90AERO
Campagnolo Shamal Ultra
も比較対象にします。

この中で一番剛性が高いのがEA90AERO。
次点がEA90SLX、続いてRACING SPEED、Shamalでした。

ペダルに入力してから、実際に推進力にかわるまでのタイムラグが、
EA90AEROは「くっ…」(ほぼラグなし)って感じ。
EA90SLXは「っく…」(わずかなラグ)って感じ。
RACING SPEEDになると「んぉお」(一瞬力が溜まってから伝わる感じ)。
Shamalにいたっては「んん…ぁあああ…」(溜まった力が逃げてってしまう感じ)。

このタイムラグが僕にとって重みに感じるようです。
EA90SLXの剛性に慣れてしまっているので、RACING SPEEDの溜め感に慣れません。
ちなみに一番好きなのはEA90AERO。力を入れた瞬間に推進力に変わる感じが好きです。
軽さを考慮してEA90SLXを長らく使っていましたが、今までで漕いでて一番気持ちいいのはEA90AEROでした。
Shamalなんて買ったものの、あの柔らかさがダメですぐに倉庫行きでしたw
よくインプレで硬いなんて見るんですが、何かの間違いでしょう。

あともうひとつ、重く感じる要因としては、逆プラシーボ効果があるかもw
どうもあのディープリムが視界に入ると、重たそうに見えるんですよね。
それで重く感じちゃうってもあるかもしれません。


と、ここまでRACING SPEEDの酷評ばっかしてきましたが、
もちろんEA90SLXより勝っている部分もあります。
当然だけど、平坦・下りでの速度維持はRACING SPEEDの方が容易です。
速度の伸びはEA90SLXも漕ぎ出しが軽く、ハブもよく回るので、あまり差がないと感じるんですが、維持に関しては差があります。

もちろん同じ日、同じ所で比べたわけではないので、詳細な差はなんともいえませんが、同じ感覚で漕いでいると、
35km/h→37km/h、40km/h→43km/h、50km/h→55km/hのように少しずつ巡航速度が上がってる気がします。
有利なのはわずかですが、巡航速度が3km/h違ったら1時間走ったとき約5分程のタイム差が出ますからね。


しかし違いを感じるのは35km/h超えたあたりから、それ以下では同じか、登りと同じでEA90SLXに軍配が上がる。
なので、その域で巡航できる脚が無いと意味が無い。脚育てなきゃね。
そして先ほども言った通り巡航で有利なので、ノンストップで高速で走らなきゃ意味が無い。
つまり、生粋のレース機材なんですね。信号の多い街中ではあまり役に立たなそうです。
耐久性のことを考えても街で走るようならローハイトのアルミ履いた方がいいです。
値段も国内定価で考えるとRACING SPEEDでEA90SLXが4本ほど買えちゃうくらいですから。



ということで、もっと空力に優れるであろうZippやFFWDだとしても、
違いを感じたくてカーボンを買うなら、ディープよりローハイトがいいと思います。
僕も今回RACING SPEED買ってみて、RACING LIGHTかHYPERONが欲しくなりました。


と、やっぱりいいことあんま書いてない。




し・か・し


やはり、見て楽しむならディープリム!
所有欲満たすならディープリム!
街で目立つのもディープリム!

買って正解だったのは間違いないですw
チューブラーの乗りやすさもあるしね。

このディープを生かすためにも、もっともっと高速巡航できる脚を鍛えなきゃってことですね。
がんばろう!

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